お給料の額や雇用形態が定まっていない職人は、クレジットカードの審査に受かりづらいです。
よって、どうしてもクレジットカードを作りたい場合は、審査が緩いクレジットカードを狙いましょう。
実際に職人であった筆者が、クレジットカードを手に入れるために気を付けたポイントを紹介します。
【大前提】職人はクレジットカード審査に通りづらい
そもそもクレジットカードを作る際は、以下のポイントを審査されます。
- 過去の取引履歴
- 現在の借入や債務の状況
- 仕事の収入、勤続年数や雇用形態
職人である場合、3つ目の「仕事の収入、勤続年数や雇用形態」のポイントが圧倒的に不利です。
職人はまず正社員でないことがほとんどですし、お給料も働いた日数によって変動するため固定給ではありません。
また書類など躱していないため、勤続年数も自己申告であってアテにならないのです。
このように職人は、ただでさえクレジットカードの審査で不利な点が揃っているため、審査が緩いカードを狙うほかないといえます。
そして審査が緩いカードといえば「流通系クレジットカード」です。
【結論】狙うは流通系クレジットカード!
筆者も含め、周りの職人も作りやすかった流通系クレジットカードを3つ紹介します。
後述しますが、クレジットカードは複数申し込むと審査で不利に働くため、以下の全てでなくいずれかに申し込むようにして下さい。
【職人にオススメ1】イオンカード
入会金・年会費無料のイオンカードは、名前のとおりイオンの銀行が発行するクレジットカードです。
持っていればイオン系列のお店で割引を受けたり、ポイントを貯めることができます。
とくに職人といえば、朝昼の食事や帰り道の寄り道などでコンビニを利用する機会が多いです。
イオン系列のコンビニが各地域に増えてきているなかで、毎日イオンカードを使えばポイントも効率よく貯められるでしょう。
審査が甘い点はもちろん、買い食いの多い職人にぴったりのカードだといえます。
【職人にオススメ2】エネオスカード

流通系カードでは高くありませんが、エネオスカードも審査が甘く入会金無料で作れるクレジットカードです。
職人は長距離の車移動が多いため、ガソリンを入れる頻度も高くなります。
その際にエネオスでエネオスカードを利用すればポイントが貯まりますし、ロードサービスも受けられるため車を運転するなら持っておきたい1枚です。
初年度は年会費無料で2年目以降も1,500円程度と安価なため、作りやすく使いやすいカードであると言えます。
【職人にオススメ3】楽天カード
昔から審査が甘いことで有名なのが楽天カードです。
実際に筆者の周りにも楽天カードを作れた職人は大勢いたため、作りやすさはお墨付きでしょう。
楽天グループが発行する楽天カードは上述した2つのカードと同じく入会金・年会費無料、さらに楽天市場など楽天系列のサービスでの支払いに利用すればポイントも貯められます。
通販で工具や作業服をよく購入している職人にぴったりです。
職人である+コレに該当したら要注意!
上述したとおり、職人はクレジットカードの審査に不利です。
以下より紹介する6つのポイントに該当していた場合、さらに審査に受かることが絶望的になるので注意してください。
延滞や未払いなど信用情報に傷がある
携帯料金を滞納していたり債務整理の過去があったりすると、信用情報に傷がつきます。
その場合は、クレジットカードの審査にはほぼ通らなくなるでしょう。
信用情報機関において俗に言う「ブラックリスト」に登録されてしまい、一度載ると5年程度は抹消されません。
公共料金の支払いや奨学金の返済など、「支払いと返済」でもしトラブルを起こしていたらまずクレジットカードの審査は通らないでしょう。
同時期に複数のカードに申し込みをしている
クレジットカードを申し込むと、信用情報機関に履歴が登録されます。
その情報は会社が違くとも共有されるため、複数カードに申し込んでいるとそれが筒抜けになってしまうのです。
審査を行う側からすると、複数申し込んでいるというのはお金に困窮しているとしか思われず、カードを発行するのはリスクが高いと判断されます。
申し込み履歴は半年間ほどで削除されるので、半年間は複数のカード会社に申し込まないようにしましょう。
収入が極端に少ない
職人として唯一、良いスコアをだせるのが「収入の額」です。
安定していなくとも、月に平均40万稼いでいることが証明できれば、審査でもだいぶ有利になります。
その収入がもし18万などで低い場合は、そもそもカードを持つ余裕がないと判断されてしまうのです。
もちろん、契約上なにかトラブルがあった時に不利になるため、嘘の金額を書いてはいけません。
キャッシング枠の設定を高額にしている
困った時に現金を用意できるキャッシングのサービスですが、キャッシング額の上限を高額に設定していると審査は厳しくなります。
もし日々の生活のためでなく、キャッシングによる現金目当てでクレジットカードを欲しがっている場合は、クレジットカードを作るのでなくカードローンの利用を検討しましょう。
他社で借入しているor借入額が大きい
他社で借入していたり、さらにはその額が大きかったりすると、当たり前ですが審査は不利になります。
複数の借金があるとみなされて、返済能力を疑われてしまうのです。
他社に結構借金があるという場合は、クレジットカードを作ることは諦めましょう。
【実は重要】クレジットカードを作るのが初めてである
クレジットカードを1枚持っていて別で申し込むのと、初めてクレジットカードを作るのとでは、実は初めて申し込む方が審査が厳しいのです。
以前同じ業種で働いていた人を中途で雇うのと、未経験の人を中途で雇うのとでは、履歴書で職務経験を確認できる前者を雇いますよね。
それと同じで、信用情報機関にクレジットカードの使用履歴がないと、信用できるかどうかの判断が逆に難しくなってしまうのです。
初めてのクレジットカードであれば、その時点で審査は多少難しくなると覚えておきましょう。
【まとめ】職人でもカードは問題なく作れる
繰り返しの結論ですが、職人でもクレジットカードは作れます。
ただカードの種類や求める条件によっては、「職人」という仕事では基準に満たないこともあるでしょう。
「審査の緩いカードを狙う」という大原則のもと、マイナス要素を減らしてクレジットカードを申し込んでみて下さい。