建設業の職人として長く働くための注意点を5つ紹介

建設業の職人として長く働くための注意点を5つ紹介 職人コラム
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建設業における職人は、「身体が資本」と言われる仕事です。

夏は暑く冬は寒い、過酷な環境下での肉体労働。さらに危険な作業も多くあるため、その資本である肉体に支障をきたして、若いうちにドロップアウトしてしまう人も多くいます。

建設業の職人として健康に、安全に長く働くためのポイントを5つ紹介します。

資材は正しい担ぎ方をする

業種関わらず、 職人には慢性的な腰痛持ちが多くいます。実際に腰痛は、厚生労働省によって労災認定もされているほど。[注1]

そして職人における腰痛は、その多くが資材の担ぎ方が上手にできていないため発症します。

元職人Y
元職人Y
ぎっくり腰をやったことがある人はわかると思いますが、人間って腰が動かせなくなるだけでかなり行動が制限されます。日常生活においても腰は、重要度が高い部位なんです

また資材の担ぎ方が悪いと腰痛を引き起こすだけでなく、肩や首にも悪影響を及ぼします。

その3箇所の機能は現場仕事をするうえで欠かせません。職人として長く働く=肩・首・腰を良い状態で維持することと考えた時、「資材の正しい担ぎ方」というのは確実に覚えておくべきでしょう。

担ぐ物がどのくらいの長さか、重心はどこにあるかによって、正しい担ぎ方は変わります。最近はYouTubeに資材ごとの担ぎ方を紹介している動画も多いので、早いうちに確認しておきましょう。

[注1] 腰痛の労災認定|厚生労働省

使われる立場で居続けない

正直なところ、肉体労働である限りほとんどの人が比較的早く身体を故障させてしまいます。

サラリーマンと比べたらどうしても運動量が多くなるので、「安全に長く働ける」という点で職人が劣っているのは当たり前です。

かといって、職人である以上は身体を動かさないとお金は稼げません。

そのジレンマを脱却するために、少しでも早く使われる立場を卒業して、使う立場寄りのポジションになりましょう。

使う立場といえば究極系は工務店の社長ですが、少し下がって親方や発言力のある中堅くらいでも大丈夫です。

元職人Y
元職人Y
とにかく、肉体労働要員でなくなることが重要です!「アイツに肉体労働させるのはもったいない」と思わせるような腕前・立ち位置になれば、同じ職人でも運動量は明らかに少なくなります

肉体の労働量が多いとその分、故障のキッカケも多くなります。それを少なくすること=使われる立場でなくなることが、長く働くためには重要です。

人脈は大切にする

どんな仕事であれ、人脈は大切にすべきです。

職人においては広い人脈があることで、現場が動いていないときの応援先確保や、工期が迫ったときの増員など、様々な恩恵を受けられます。

また、万が一身体を壊したときでも、ツテがあることで資材置き場の管理人や、トラックの運転手として雇って貰える可能性もあるでしょう。

職人だった今までとは違った現場との関わり方になりますが、普通の仕事を新しく始めるよりも好条件で働けます。

元職人Y
元職人Y
型枠大工からWebディレクターに転身した筆者ですが、建設業の職人から一般職への転職って本当に難しいです。とくに希望がないのなら、建設業界のなかで働き続けることをオススメします

毎日の食事はバランスよく摂る

職人は毎日の食事をバランスよく摂る

職人として働いていると、どうしてもコンビニなどでの買い食いが多くなります。

そしてその場合、カップ麺や菓子パンをメインとして栄養バランスなど考えない食生活になることがほとんどです。

そういった生活を続けていても、すぐに影響は出ません。ただ、栄養バランスに気をつけていた人とそうでない人とでは、年月を積み重ねるごとに明確な差が出てきます

職人として長く健康に働きたいなら、日々の食生活に気を遣うべきでしょう。

具体的な方法としては、コンビニ食でもバランスの良い食事を摂ったり、節約も兼ねて自宅から朝夕の食事を用意したりすることが挙げられます。

自炊による材料費が心配な方は、業務用スーパーや食品ロスの削減サイトで食材を用意することがおすすめです。

資格をしっかりとっておく

資格をとっておくことで、何歳になっても能力を証明できます。

また資格があることで、職人ほどアクティブでないにしろ今までとは同じ建設業種に就くことも可能です。

元職人Y
元職人Y
実際に筆者の知り合いは、玉掛け技能講習ユニックの運転免許を持っていたので、定年後も搬入&段取り要員として活躍していました。それでいてなかなかの給料を貰っていたので、主要な資格は確実に取得しておくべきでしょう

とくに重機や建設機械などの操縦免許は、年齢に関係なく保持・活用できるのでおすすめです。

長く建設業に携わりたいなら、有用な資格をしっかりとっておきましょう。

【最後に】絶対に無理だけはしないこと

職人は絶対に無理しない

ここまで建設業で長く働き続けるためのポイントを紹介しましたが、もっと根源的な点として「絶対に無理をしない」ということが挙げられます。

たとえば、次の日の仕事に響くなら飲みの誘いも断るべきですし、暑くてキツい時は意地を張らずに休憩するべきです。

とくに建設業の労災件数は、さまざまな職業のなかでも毎年トップクラスなので…[注2]

現場仕事において無理をするというのは、どんな場面においても良いことはありません。

「まだいける」なんて過信せず、安全な作業を日々心がけましょう。

[注2]令和3年における労働災害発生状況について(12 月速報値) |厚生労働省

この記事を書いた人
元職人Y

神奈川県横浜市生まれの20代後半の男
10年ほど型枠大工として活動して親方業を経験
玉掛けやクレーン操縦など、現場職に必要不可欠な資格を多数保有
現在はWeb系の仕事へ転身し、建設業についてのリアルな情報を発信して認知度向上とイメージ改善に努める

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