ST県産のAlmighty Killerこと、ラッパー龍鬼について詳しく解説します。
ラッパー龍鬼の基本情報
名前 | 龍鬼(りゅうき) | 本名 | 不明 (下はリュウノスケ) |
生年月日 | 2002年3月1日 | 年齢 | 18歳(2020年時点) |
身長 | 160cm台 | 出身地 | 埼玉県川越市 |
@ryuuki_next_lv | ryuuki_next_lv |
ラップを始めたきっかけは高校生ラップ選手権とBUDDHA BRAND
龍鬼は中学生の頃に聴いたBUDDHA BRAND(ブッダブランド)、そしてYouTubeで観た高校生ラップ選手権をきっかけにラップ・MCバトルを始めました。
サイファーやバトルのイベントも積極的に参加し、GAMEBOYというHIPHOPクルーも結成します。
元々はサッカー少年だったそうですが、WPW症候群という病気になってしまい継続を断念していた龍鬼。
そのような過去と埼玉県出身ということもあり、個人的には怪我でダンスを辞めたスナフキンを思い浮かべました。
ちなみにMCネームである龍鬼は、自身の名前から「龍」を、父親に入っている「鬼」の刺青から由来しているそうです。
数々のMCバトルイベントで爪痕を残す
若くしてMCバトルにハマった龍鬼は、若手とは思えないほどのスキルフルなラップで数々MCバトルイベントにて爪痕を残します。
筆者は龍鬼を初めて見た時から2年後くらいに年齢を知ったのですが、まだ17歳だったことにとても驚きました。
それほど若くしてHIPHOPキャリアを積むMCは珍しく、そういった人は総じて大成しています。
龍鬼が有名になるのは決まっていたのでしょう。
第16回高校生ラップ選手権に出場!
そして数々のイベントでベストバウトを残し、ついに自身のきっかけであった高校生ラップ選手権にも出場を果たします。
結果としては1回戦で敗退するのですが、初戦の相手は歴代優勝者の1人で本大会でも準優勝まで勝ち進んだNovel Core。
場に飲まれた感もあったため、いつものスキルが発揮できていればまた結果は違ったかもしれません。
(余談ですが筆者は予選通過組なら龍鬼、オファー組ならRed Eyeが優勝すると予想していました。)
ハイスクールダンジョン初代モンスターに選出
NHKのヤングラップバトルなど、若手ラッパーとして様々な大会・イベントに出演を重ねる龍鬼。
豊富かつ高いスキルと実績が評価され、ついに高校生版のフリースタイルダンジョンこと「ハイスクールダンジョン」の初代モンスターに選出されました。
同モンスターには、高校生ラップ選手権をきっかけに仲良くなった若手筆頭MCであるS-kaine(エスカイネ)もおり、2人の仲が良いからか番宣映像でも唯一2人1組で登場しています。
戦績としては5勝2敗とS-kaineに次いで高い勝率残し、Rec2にてハイスクールモンスターを卒業をしました。
龍鬼は元々、細かいライムと音ノリにアンサーを両立させたスタイルでのバトルが多かったのですが、ダンジョンではフリーキーなフロウにアンサーを乗せたスタイルをとっています。
興味がある方はぜひ、Abemaの過去動画などをチェックしてみてください。
【2020年7月】18歳にしてスポンサーがつく
これまでの実績、後述する音源Re:trainでのチャレンジする姿勢が評価され、若干18歳にしてスポンサーがつきます。
龍鬼さんの挑戦する姿勢が、当社の運営する求人メディア【FREAK WORKS】の「自分の人生に熱狂する」というテーマに通ずるものを感じ、是非応援したいという思いでスポンサー契約の締結を決定しました。
引用:https://f-next.co.jp/press0727/
ファッションブランドでもない一般企業が、それも若手ラッパーのスポンサーになるというのは、とてもレアなケースです。
ハイスクールモンスター引退によって露出の場が減ったと思った矢先でのスポンサー契約。龍鬼の躍進はまだまだ止まらないでしょう。
おすすめバトル動画5選
スキルフルな龍鬼のラップが楽しめる、おすすめのMCバトル動画を5本紹介します。
VS ベル フリースタイルダンジョンMonster’s War2020
フリースタイルダンジョンのモンスターやベテランラッパーと、後のハイスクールモンスターとなる若手ラッパーがチームを組んで戦ったMonster’s War2020のドリームマッチ。
対戦カードはベルvs龍鬼.裂固.呂布カルマで3対1の構図でしたが、いざ試合が始まるとまさかの展開となります。
なんと龍鬼が「ふたりは出る幕ない」と言い放ち、最後までベルと1対1で戦いました。
その行動に会場も湧き、オーガナイザーであるZeebraも「やべえおもしれえ」と口走ります。
なにより、裂固や呂布カルマといった名MCが最初から龍鬼に全てを任せる姿から、先輩MCから龍鬼が評価されていることを伺えた試合です。
VS ミメイ MRJ ADDVANCE 2019 準決勝
過去に対戦をして、お互いを好敵手のように考える2人のバトルです。
本大会のベストバウトと言われるハイレベルな戦いで、お互い韻を踏みまくり意味を掛けまくりのバースで会場を湧かせます。
スマッシュボールなど過去のバトルで出たワードもいじるなどして、お互いバトルを楽しんでいることが伺えるでしょう。
VS U-mallow SHOHEI MRJ2周年 SPトーナメント
仲の良いS-kaineとタッグを組んで、U-mallowとSHOHEIのタッグと2on2のバトルを行った動画です。
若手筆頭コンビの勢いのあるバースと、それより少し上の世代の熱いバイブス+グルーヴ感により、ちょっとしたスタイルウォーズを楽しめます。
延長後のビート「WHOOO」で4人がノッてるところ瞬間が個人的に見どころで、対戦中ながら一体感があってお互いへのリスペクトを感じられるでしょう。
VS ゆうま.MAKA.じょう 戦極MCBATTLE ROYALE2019in文化祭
2019年11月に駒澤大学にて行われた、戦極MCBATTLE ROYALEでも、龍鬼は活躍しました。
4人全員がバラバラの方面へバースをキックしているので、通常の1対1で行うMCバトルとはまた違った雰囲気を楽しめます。
個人的に「単純明快のジャンケンポン」というラインは、今大会のバトルロイヤル形式を三つ巴という意味で表した良いラインだと思いました。
VS S-kaine 凱旋MRJフライデー
仲の良いエスカイネと、お互いへのリスペクトを出しつつもスキルも乗せたハイレベルなバトルです。
若手の注目株であった2人だったので会場も期待が高まっていましたが、両者とも予想を超えるクオリティでラップをしました。
これが17回高校生ラップ選手権(コロナ禍のため延期中)の決勝だと言う人も多かった一戦です。
おすすめ音源2選
龍鬼のおすすめ音源ですが、YouTubeで確認できるものは2本しかありません。
本来、ダンジョンの入場曲でありライブでも歌っているFAMOU$(フェイマス)との音源も入れたかったのですが、無料で貼り付けられる経路がありませんでした・・・
これ言っていいのかわかんないけど龍鬼のモンスターの入場曲は FAMOU$×龍鬼の曲だぜ#next_lv
— FAMOU$ #next.lv (@famous_next_lv) March 21, 2020
よって本記事では、確認できる2本のみを紹介します。
YouTubeや各サブスクリプションサービスにて、今後音源が追加されることを期待しましょう。
Re:train
Re:trainは自身のレーベルであるHEROES SYNDICATEより、2020年にリリースされた1st EPです。
ロック調であるため、初めて聴いたときは良い意味で裏切られたと感じました。
ジャンルに囚われない、バトルでもよく口にした「やりたいことやる」を体現したような音源です。
ラップ部分の「RapがどうこうRockがどうこう言ってる間に響かす」というリリックには、昨今のHIPHOPシーンや自身のスタイルに言及するヘイターへのメッセージが詰まっていると感じました。
龍鬼の音源ならばRe:trainは必聴です。
トワイライト/ひらめきポジティ部踊りcrew
GAME BOYとして龍鬼とatusukeが参加した1曲です。
龍鬼のバースはoaとaaの韻を語感でオシャレに繋げており聴き心地がよいです。
客演のため龍鬼のバースは多くないですが、全体通して良曲なので興味がある方はぜひチェックしてみてください。
ST県産のラッパーはHIPHOP界を盛り上げること間違いない!
崇勲や舐達磨など、埼玉県出身のラッパーは音源でもバトルでも大活躍しています。
龍鬼もそんな1人であり、年齢を考えると今後さらに躍進を遂げるでしょう。
Re:trainの印象から、今までのラッパーとはまた違った形で世にHIPHOPを広めてくれるかもしれません。
HIPHOP界を盛り上げるであろう若手ラッパー龍鬼から、今後も目が離せません。