誰しも一度は考えたことがあると思います。
筆者は朝のニュースの星座占いや血液型占いくらいにしかお世話になったことがありませんが、本格的な占い師の当たる当たらないはどこで差が出るのかとふと気になりました。
過去に占いサイトにも関わった事のある筆者が、本記事で占い師の当たる当たらないについて徹底考察します。
大前提
まず大前提として本記事では、占いそのものが当たるかどうかは無視して進行します。
そもそも占いの信憑性についての話は、誰にも結論づけることが出来ません。
非科学的でなんの根拠もないという人もいれば、過去に実際に当たったという人もいるでしょう。
昔は治世に占術を用いることだってありましたし、預言者(予言者)という存在もありました。
占いについて、絶対に当たらないと言い切れる根拠は無いですよね。
本記事では占いというものを、「当てることも出来るもの」と定義して話を進めます。
占いが外れた時は、計算違いなのか、伝え方が悪いのが、もっと学ぶことがあるのか、いろいろな本を読んで、人とはどんな風に考えてどう行動するのか、学ぶきっかけになる。まだまだ勉強不足で学ばなくてはならないことが沢山ある。
— ゲッターズ飯田 (@getters_iida) October 4, 2018
当たる占い師と当たらない占い師の違い
占い自体は「当てることも出来る」と考えた時、次はなぜ占い師によって当たる当たらないの差が出るのかを考えます。
占い師ごとに差異があるとすれば、
- 占術の練度・習得度
- 占術の種類・組み合わせ方
- 占い結果の捉え方・考え方の違い
- 相談者の情報の不足・虚偽
パッと思いつく範囲ではこの辺です。
ひとつひとつ掘り下げて考えていきたいと思います。
占術の練度・習得度
難しい書き方をしましたが、ひとえに占いがしっかり出来ていないのでは?という可能性があります。
さらに分かりやすく言うと、その占い師が未熟なのではないかということです。
ただ単に、当たらない=未熟だと考えると、占いが外れるのも頷けます。
占術の種類・組み合わせ方
占いには様々な種類があり、それぞれ占える範囲や対象が異なります。
例えばタロット占いはその人の今や少し先の未来を占うのであって、今年1年の運勢を視ることは出来ません。
でも占星術では未来や過去まで分かってしまいます。
また、自分のことが分かる占いがあれば、他人やその相性が分かる占いもあります。
なのでそもそも、占い師が使用する占術と相談された内容が噛み合っていないと、当たるわけはありませんね。
また、占術の組み合わせ方が悪いという可能性もあります。
例えば占うことが1〜10まであったとします。
占いによって1しか分からないもの、2と3が分かるもの等、違いがあることは前述した通りです。
多くの占術を修めているからなんでも対応出来るという占い師の方も多いですね。
1〜10の事を占う際に、占術の組み合わせ方(取り入れ方)を間違えたことによって、占い師ごとの結果に差が出る可能性もありますね。
結果の捉え方・考え方の違い
「このカードが出たらこういう意味」
「ココの数字がいくつならこういう事」
上記のような占い結果の捉え方や考え方も、占い師ごとに違います。
Aの結果を見てaと考えるかbと考えるかは占い師それぞれ異なり、その捉え方や考え方に絶対の正解はありません。
また、基本的に占いの結果には複数の意味があります。
「コレはA、B、Cの意味がある。」という感じです。
占い結果ひとつとっても、このように枝分かれして伝える結果は変わっていきます。
個人的な見解としては、占いながら(まで)のトークでどんな人間かをおおよそ判断し、そこに占い結果を寄せて織り交ぜて答えるのが当たる占い師。
自分の考え方を重視し、ただ結果の意味を羅列して伝えるのが当たらない占い師になるのではないかと思います。
情報の不足・虚偽
これは占い師の問題というより、利用者側の問題だと言えます。
悪意があるかどうか分かりませんが、占い師に伝える情報に虚偽があると、前提から間違えることになるので当たらなくなりますね。
また情報量が少なすぎても、占いの深度が浅くなりまともに占えなくなります。
ですが前章で触れたように、当たる占い師は対面して少し話すだけで、その人がどんな人かを判断する能力に長けています。
次章で少し紹介します。
コールドリーディングとホットリーディング
コミュニケーション技術のひとつに、コールドリーディングというものがあります。
本来知り得ない情報などを、その人の見た目や何気ない会話から判断・推測して伝えて、「あなたのことがなんでも分かる」と相手に信じさせる話術です。
占いに似ているとは思いませんか?
その通り、この技術は霊能者や占い師、または詐欺師が「自分の言うことを信じさせる」ために使う技法だと言われています。
また、コールドリーディングが相対したその場で情報を読み取り伝えるのに対して、事前に情報を調べておいてそれを伝えて信じさせる技法をホットリーディングと言います。
テレビ番組に出演する時など、占う人が予め分かっている時に、ホットリーディングは使われると言われています。
不特定多数の人を占う路上の占い師が使うとすれば、コールドリーディングでしょう。
ですがこの技法は、当たる当たらないの観点で考えると、そんなに重要ではありません。
例えば今の自分を占うとなった時、コールドリーディングを使えばバシバシ言い当てることが出来るでしょう。
でも未来を占うとなったときは、いくら今の情報を読み取っても結果なんて分かりませんよね。
この技法を占い師が使うのはあくまでも「占い師を信じさせるため」であって、占いそのものが当たった当たらなかったは本人の主観による結果論です。
本筋とはズレますが、占い師が使うテクニックのひとつとして紹介しました。
悪評が付くのは過剰なセールスにもよる

上記のようなヤバい凄い占い師の方々が安くない料金で占いをするのも、悪評がつく原因のひとつかもしれません。
「私は〇〇占いができるので、Aのことが分かりますよ」という人と「なんでも分かる人」では、占いが外れた時の感じ方が違いますよね。
ですが占いレビューサイトなど見ても、「この人にはこう言われて当たったけど、あの人には的はずれなこと言われた」なんて意見がゴロゴロあり、そこに書かれている人は決まって「なんでも分かる人」です。
「なんでも視れるからなんでも分かる」という過剰なセールスによって、過度に期待して裏切られたユーザーが「当たらない」と公言することも多いんですね。
結論!結局相性や期待値による?
何度も言いますが、当たる当たらないは占い師の実力どうこうでなく占ってもらった人の主観なんですよね。
占い師がドンピシャなことを言っても、未来をしっかり予見していたとしても、占ってもらった人が違うと感じればその人は「当たらない占い師」になってしまいます。
そして占いに過度な期待をする人ほど1%でも外れた瞬間に「あいつはなにも視えてない!!」と騒ぎたてるので、実際気になるんであれば他人の評判なんて気にせずに選んでみるのも良いでしょう。
占いに罹る際は「全てを解決したい」と考えるのではなく、「なにかしら掴めたらいいな」というくらいの気持ちで利用するのが丁度良いのかもしれませんね。
筆者は出不精なので実際に視てもらうことをしませんでしたが、最近では自宅から電話一本で占ってもらえる電話占いというものもあるんですね。
自宅でまったりしながら占い師さんの評判をチェックして、そのまま電話一本で視てもらえるなんて画期的です。
電話ごしでのやり取りでホットリーディングもコールドリーディングも難しい分、もしかしたら本物もいるかもしれませんね。
機会があったら利用してみようと思います。
とくに最近話題の星ひとみさんなんて興味深いですね…。