神奈川県の横浜市で生まれ育った筆者は、出身地や育ちを聞かれた際は神奈川でなく横浜と答えます。
「うわ出た!横浜市民って神奈川県じゃなくて横浜って答えるんだよね~」と思ったそこのあなた、本記事でなぜ横浜市民が神奈川県でなく横浜と答えるかを反論解説します。
言う側と言われる側はもちろん、無関係の人も是非ご覧ください。
「どこ住み?」→「横浜」と答える6つの理由
横浜市民が出身地や、どこに住んでいるのかを聞かれた際に神奈川県と答えず「横浜」と答える理由として、以下の6つが挙げられます。
- 確実にその後「神奈川のどこ?」と聞かれるから
- 知名度があるし盛り上がる
- 若干の優越感もある
- 政令指定都市の関係性
- 駅の大きさも関係している?
- お馴染みのやり取りとしてわざと答える場合も…
それぞれについて、詳しくみていきましょう。
確実にその後「神奈川のどこ?」と聞かれるから
一つ目の理由としては、神奈川と答えてもその後に「神奈川のどこ?」「横浜?」と続けて聞かれるケースが多いです。
ちなみに筆者もこれが理由で、神奈川県を経由せずにダイレクトに横浜と答えます。
どうせ聞かれるだろうし先に言っておこうというのがまず1つ目の理由です。
横浜市民って出身や住んでるとこ聞かれると「神奈川」じゃなく「横浜」って答える、と半ばディスるみたいに言われるけど、全国的に言うと神奈川の知名度が低すぎて、結局は「横浜」と言うまで「ああ!」って分かってもらえないから面倒なんだよ。
— chibarie (@chibarie_g5) August 20, 2019
知名度があるし盛り上がる
横浜といえば多くの人が、中華街やみなとみらいといった観光地を思い浮かべやすいと思います。
対して、相模原や厚木と言われて「あぁ~アレがあるよね」とすぐに思いつく人は、神奈川県民以外ではなかなかいません。
「横浜って何があるんだっけ?」と、全くイメージが湧かないという人はあまりいませんよね。
また、横浜と言っておけば「中華街って楽しい?」など、その後の会話が盛り上がることにも期待できます。
若干の優越感もある
正直言うと、横浜と答えることに若干の優越感があることは否めません。
前述したように観光地が多く知名度が高いということ、不動産サイトなどが提示する住みたい街ランキングで1位になっていることなど、横浜住み=優越感を得られる要素は多々あります。
神奈川でなく横浜と答える誰しもが、横浜をひけらかしたいという思いを少しくらい持っているのかもしれません。
政令指定都市の関係性
実は神奈川県は唯一、政令指定都市が3つある県です。
政令指定都市とは、とても簡単に言うと都道府県と同等と見なされている市のことです。
神奈川県では横浜・川崎・相模原が該当し、そのなかでも横浜は全国に20ある政令指定都市において五大都市にも選定されています。
都道府県と同等の権限を有し、さらに県内に同じ扱いの市が他に2つもあることで、横浜市民は「神奈川に住んでいる」というより「横浜に住んでいる」と考えてしまうのかもしれません。
駅の大きさも関係している?
筆者のかなり個人的な見解としては、横浜駅と神奈川駅の規模の差も関係していると思います。
横浜駅は県内各所へのアクセスにおける中枢を担う、神奈川県でトップレベルの主要駅です。
それを裏付けるように、常にどこかしらを工事していて発展し続けています。(ずっと工事していることから、「日本のサグラダファミリア」と呼ばれていたほど。2022年にはほぼ完成)
ちなみに改修を続ける横浜駅を題材にしたSF作品もあり、とても面白いのでおすすめです。
また、どこかに行く際も乗り換えで経由することが多いので、都内で例えるならそれこそ東京駅や品川駅などと同じレベルの駅です。
そして神奈川駅も聞き覚えは少ないですが、実はしっかりと存在しています。
ただ、県名駅にしてはこじんまりとしており、路線も京急線しか通っていません。
なので横浜市内に住む人は必然的に横浜駅の方が使用頻度が多くなります。また普段から、「横浜乗り換え」「横浜駅集合」など横浜という地名を使うことも多いので、「横浜>神奈川」の認識が刷り込まれてしまうのです。
よって「出身はどこ?」と聞かれた際に、「横浜」と答えてしまうのではないでしょうか?
関東に初めて来た私
東京駅「うわぁ!おっきい!すごい!!こんなに番線もあって新幹線も!」
新宿「デカすぎる!!」
横浜「すごい!!私鉄もたくさんある!!」
え、隣、神奈川って言う駅なの!!県の名前がつく駅ってそれ一体どんな大きな駅っ…… pic.twitter.com/FSiANPBmLx
— きょーそう(京総) (@Kyo_so_113) August 20, 2019
お馴染みのくだりとしてわざと答える場合も…
冒頭に書いたような「うわー出た!」というくだりを期待して、わざと「横浜」と答える場合もあります。

もちろん、これに対して本気で嫌みっぽく責めてくるような、過度の「横浜コンプレックス」を持った人には絶対に言わないですが…
逆に何故横浜と言うと責められる?
ただ場を盛り上げたい、イジりたいという目的でなく、上で少し触れたように本気で「横浜市民は神奈川って言わないマウント」を取ってくる人もいます。
なぜ責められるのか理由をまとめます。
劣等感がある
あまり良い言い方ではありませんが、栄えている地域に対しての劣等感から責めているという人が大半でしょう。
実際に過去、筆者に言ってきた人も地方出身者ばかりでした。
「栄えてる地域の奴らはこれだから…(フッ)」と言うのをやりたいだけの人なので、エヘエヘ言いながら適当に対応していれば問題ないでしょう。
ただ単にその人から嫌われている
とても単純な話、その人から嫌われている可能性もあります。
その場合はどうしようもないので、諦めるか物理的にマウントを取り返すようにしましょう。
具体的には「そうだよ横浜だよ、偉いんだよ」というスタンスでいることが、一番神経を逆なでできるのでおすすめです。
【まとめ】盛り上がる切り返し方
横浜だからって優越感あるんでしょ?という、深層心理にある横浜ファーストを指摘されたら、一般的には「いやいやそんなことないですよー」と切り返しますね。
でもそんな時は逆に否定せずに、「そうですよ」と答えてあげましょう。
むしろ「何言ってるんですか当たり前じゃないですか」と、平然と返してみてください。
引っ張って引っ張ってその後に、「なーんて冗談に決まってるじゃないですか」と言った方が場が盛り上がりますよ。
以上で本記事を終わります。