コナンがハワイで親父に教わったものがどれだけ難しいか異常性を解説

コナンがハワイで親父に教わったものがどれだけ難しいか異常性を解説 職人の暇つぶし
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1994年から連載を開始した、推理漫画の金字塔「名探偵コナン」

作中で起こる多くの事件をコナンは、さまざまな知識や阿笠博士の発明品を駆使して解決に導きます。

そのなかで幾度かのピンチを、「ハワイで親父に習った技能」によって乗り越えたことをご存知でしょうか。

元職人Y
元職人Y
そのハワイで親父に習ったことですが、ハッキリ言って異常です…!

本記事ではコナンがハワイで親父に習ったことと、それがどれだけ異常かを徹底的に解説します。

※筆者は名探偵コナンが大好きです

コナンがハワイで親父に教わったもの+αの7つを一覧で紹介

  • ハンドガンによる射撃
  • モーターボートの操縦
  • アメ車の運転
  • セスナ機の操縦
  • 小型クルーザー&水上バイクの操縦
  • ヘリコプターの操縦
  • パラグライダーによる飛行

コナンがハワイで親父に教わったものは5つですが、ヘリコプターの操縦とパラグライダーによる飛行に関しても、普通の生活をしているだけではできないはずです。

よってハワイで親父に教わったわけではないのですが、この2つも織り交ぜてまずコナンの凄さを紹介します。

ではそれぞれの登場回や状況について、詳しく見ていきましょう。

ハンドガンによる射撃

確認できる回:14番目の標的(ターゲット)

蘭が犯人に人質として盾にされた際、わざと蘭の足をかするように発砲し、蘭のバランスを崩し犯人に支えさせることで隙を作りました。

現場の建物が崩壊中で傾き続けていたため、その環境下での精密射撃を成功させたバランス感覚も評価に値します。

モーターボートの操縦

確認できる回:瞳の中の暗殺者

トロピカルランドで、事件の目撃者である蘭を狙う犯人から逃げるためにモーターボートを使用しました。

着席から1秒未満で走り出し、入り組んだコースを運転した後に滝から飛び落ちるというスピーディーなアクションまでこなした神スタントです。

アメ車の運転

確認できる回:天国へのカウントダウン

ビルが爆発する際、景品として展示されていたマスタングのコンバーチブルに乗って、アクセル全開+爆風を利用し隣のビルに飛びうつりました。

滑空中の車では身を投げ出しながら、ヘルメットを蹴ってガラスの柱を砕くという技も披露しています。

セスナ機の操縦

確認できる回:銀翼の奇術師(マジシャン)

乗っている飛行機のパイロットが少量の毒物で倒れたため、墜落を防ぐために怪盗キッドと協力して操縦しました。最終的には蘭と園子にバトンタッチしたものの、クロスフィードバルブなるものが開いているトラブルに気づくなど、ニッチな知識も披露しています。

なお、ハワイで親父に教わったのはセスナ機の操縦ですが、その時に運転していたのは飛行機です。セスナ機の操縦方法から、飛行機の操縦方法を逆算したのかもしれません。

小型クルーザー&水上バイクの操縦

確認できる回:水平線上の陰謀(ストラテジー)

船上から逃げる犯人を追うため、小型クルーザーを操縦します。

その際に水上を爆走するクルーザーの上に立ちサッカーボールを蹴る&別のクルーザーに飛び移るという離れ業も披露しました。

またその後に真犯人は別にいると気付き、船に戻るために水上バイクを操縦しています。片手でよそ見をしながら運転していたため、余程慣れていると思われます。

ヘリコプターの操縦

確認できる回: 14番目の標的(ターゲット)

目薬をすり替えられてヘリの操縦が困難になった操縦者に代わり、ハンドルのみを操作します。

目が見えない状態でペダルとコネクティブ操作をおこなう操縦者に対して、ペダルの踏み込みを角度で伝えるなどして、墜落はしたものの全員を生還させました。いわく、ガキの頃に模擬操縦をしていたとのこと。

パラグライダーによる飛行

確認できる回:銀翼の奇術師(マジシャン)

キッドを捕まえるためにわざと高層ビルから落下します。その後にパラグライダーを展開して上手く風に乗り、ハンググライダーで逃げるキッドを追いました。

そのまま走行する電車の上に着地するという、ダイナミックなキセル乗車につなげています。

コナンがハワイで親父に教わったこと+αの異常性

コナンがハワイで親父に教わったこと+αの異常性

コナンがハワイで親父に教わったこと+αの異常性について、それらを実際に習得するための労力などから逆算して考えてみました。

ハンドガンによる射撃

ハワイには確かに銃の射撃体験ができる施設があるため、ハワイで親父に教わることは可能です。

ただ教わるはずの相手は親父でなくインストラクターであるはずなので、正確には「インストラクターと親父に教わった」という可能性が高いでしょう。

ただ射撃体験は原則10歳以上からなので、工藤新一の時の年齢(17歳)から考えると、17-10=7年間しか体験の期間がないと推察できます。

7年間のうち毎年、夏と年末年始にハワイに行っていたと仮定すると、射撃体験を行うチャンスは14回です。

体験施設では1コースが50発前後であるため、練習回数は多くても700発分でしょう。

そしてニューヨーク市警が出した、警官による射撃の距離別命中率のデータによると、10mほど離れた場所への命中率はわずか9%しかありません。[注1]

そのように、銃を日頃から携行しているアメリカの警察官でさえ射撃の命中率は高くないため、崩壊中で足元が揺れ動くなかで蘭の足を掠める射撃技術を、少ない練習回数で成功させたコナンは、やはり異常であるといえます。

[注1]Officer-Involved Shootings

モーターボートの操縦

モーターボートの運転には免許が必要ですが、大きさ的に判断して無免許で運転できるタイプである可能性が高いです。

かと思いきや、走行するスピードがかなり速く、無免許で運転できる2馬力のボートではなさそうなので、特殊小型船舶操縦士の資格をとって速いボートの運転を経験していた可能性が考えられます。

特殊小型船舶操縦士は16歳に免許交付がされるため、工藤新一の年齢から考えると練習できる猶予は1年程度です。[注2]

それなのにも関わらず1秒未満のスピード発車や銃を避けながらの蛇行運転、滝からのダイブなど類まれなる運転技術を披露しました。異常としか言いようがありません。

[注2]小型船舶免許 よくあるご質問(取得方法・申込について) – 船舶免許・ボート免許 | ヤマハ発動機

アメ車の運転

日本国内でも条件を満たした私有地であれば無免許で運転でき、またハワイでは15歳から仮免許を取れるため、運転の練習をする機会は多かったのかもしれません。

また運転時に半クラしている様子もないため、比較的運転も簡単なAT(オートマ)車だったことが判断できます。

よってアメ車の運転自体は、ほかの項目よりも難易度が低かったのかもしれませんが、本件では爆風を利用して時速108kmの速度で空中を飛びました

時速108kmといえば、平均的なジェットコースターくらいの速度があります。百歩譲って運転はできるとしても、ジェットコースターの速度が出ている車の上をシートベルトを付けずに移動するハードな7歳なんて、現実では存在しないことを願います

セスナ機の操縦

小学生以上であれば、ハワイでセスナ機の体験操縦ができます。

免許取得は17歳からですが、練習自体は体験操縦でできるため、車と同様に教わる機会は多かったのかもしれません。

ただ前述したとおり、あの時運転していたのはセスナ機でなく飛行機です。いくらセスナ機の操縦をハワイで親父に教わったとしても、そのまま飛行機を操縦できるとは考えにくいです。

飛行機にはギアなど、セスナにない機構が多く存在しているため、セスナ機を操縦できる=飛行機も操縦できるとはならないはず。

「原付を運転できるから、大型トラックの運転もまかせとけ」というようなもの(実際はもっと難しいでしょう)なので、やはり異常性を感じます…。

小型クルーザー&水上バイクの操縦

前述したモーターボートと同様に、小型クルーザーと水上バイクともにスピードが速いので、無免許で乗れるものではありません。

小型クルーザーには小型船舶操縦士免許が、水上バイクには特殊小型船操縦士免許が必要となり、双方とも取得は16歳を超えてから可能です。

やはりこれも練習期間は少ないと判断できるため、モーターボートの件と併せて非合法な練習を重ねたのではないかとも推察できます。

ただあれほど正義感が強いコナンが闇練習をしたとは考えづらいため、おそらく親父こと工藤優作が運転しているのを隣で見ながら、運転の仕方を教わった…と考えるのが自然でしょう。

ともあれ、そのくらいの練習量で完璧な操縦をしたコナンは、物覚えと本番強さが異常だといえます。

パラグライダーによる飛行

パラグライダーの操縦に関して必要な資格などは無いものの、基本的にはライセンスを発行することがほとんどです。

パラグライダーのライセンスは18歳以上から取得できるため、少なくとも新一時代に受講したということはないでしょう。つまりパラグライダーに関しては、独学である可能性が高いということです。

またパラグライダーから離脱して走行中の電車の上に飛び乗るシーンでは、慣性の法則などものともしないフィジカルの強さを確認できます。

開けた平原などでなく、遮蔽物・障害物が多くビル風などもある街中を滑空して電車の屋根に着地するなんて、インストラクターを務めているプロでも難易度が高いため、コナンの技量が以上であることがわかりますね。

【おまけ】知識量と胆力も異常

スキルでは無いものの、粉をペロッと舐めて麻薬だと判断できる謎の知識量や、高層ビルからわざと落下するなどの胆力に関しても、コナンは異常だといえます。

一体どこで麻薬の味を覚えたのか、なぜ高層ビルからわざと落ちて助けに来た怪盗キッドに向けて麻酔銃を撃とうなんてとんでもない考えに至ったのかなど、コナンの異常性を感じる場面は作中に多いです。

アニメよりも原作や特別版のほうが異常エピソードが豊富にあるので、興味がある方はぜひコナンの異常性を確かめに漫画を読んでみてください。

「コナン」「親父」「ハワイ」のどれかが異常に違いない

「コナン」「親父」「ハワイ」のどれかが異常に違いない

異常性を納得するための結論としては、以下3つのうちどれかが考えられます。

  • コナンの成長率や物覚えが異常
  • 親父の教え方や覚えさせ方が異常
  • ハワイが異常

上から順に可能性が高いのですが、もしかしたらハワイという土地が、特定の条件を満たすことで成長率に大幅プラス補正がつくパワースポットである可能性も捨てきれません。

ハワイで親父に教わったコナンは、知らないうちにその恩恵を受けていたのかもしれないですね…。

この記事を書いた人
元職人Y

神奈川県横浜市生まれの30代前半の男
5年ほど型枠大工として活動
玉掛けやクレーン操縦など、現場職に必要不可欠な資格を多数保有
現在はWeb系の仕事へ転身し、建設業についてのリアルな情報を発信して認知度向上とイメージ改善に努める

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